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EIAラック(19インチラック)

サーバーラック 複数台のサーバーや放送/音響/通信などの機材を効率よく収納するための金属製ラック

別名:19インチラックとも呼ばれます

【19インチラックの種類】

19インチラックには2つの規格があり、ねじ穴位置(ピッチ)が大きく違います。1つはEIA規格。EIAとは"米国電子機械工業会"の定めた規格のことで、ねじピッチの間隔に2つの種類があります

【ワイドピッチ】

幅ピッチ:465mm、高さピッチ:31.75mm⇔12.7mm間隔の繰り返し

【ユニバーサルピッチ】

幅ピッチ:465.1mm、高さピッチ:15.875mmでピッチ間隔が15.875mm⇒12.7mm間隔の繰り返し

日本国内ではどちらかというとユニバーサルピッチが主流です。このEIA規格では収納機材の高さをU(ユー:UNITの頭文字)という単位で規定されています。 1U=1.75インチ(44.45mm)で例えば高さ42U(フルサイズ)ラックを使用する場合、収納する機材が1Uサイズなら42台、3Uサイズなら14台を物理的に収納可能。 また"奥行き"は規定されておらず実際に収納する機材と適合するか確認が必要です


2つ目はJIS規格。JISとは"日本工業規格"のこと。ねじ穴位置(ピッチ)がEIAと大きく異なります

幅ピッチ:465mm、高さピッチ:50mm等間隔となります。JISでは収納機材の高さをH(エイッチ:HIGHTの頭文字)という単位で規定しており1H=49mmとなります。またEIAと同じく"奥行き"は規定されていません


【19インチラック導入の注意点】

〇実際に収納するすべての機材の奥行き/収納位置を事前に確認します

〇収納する機材が国内/海外製など混在する場合、ネジピッチ間隔が異なるケースがあり加工を施す場合もあります

〇ラックスペースに余裕がある場合、機材をキッチリ詰めるのではなく間隔をあけ放熱も配慮しましょう

〇収納機材が多く密集してしまう場合、冷却ファンユニットを搭載する方が良いです

〇機材を収納後"空きスペース"が出た場合、ブランクパネルやスリットパネルを装着して外観配慮も必要です

〇フルサイズラックになると高さ2m、重量70Kgを超えます。キズやヘコミが出ないよう専門の運搬業者と相談が必要です


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(19インチラック入門編)

EIAとJIS規格(拡大)

EIAとJISは異な~る

防犯カメラはEIA寄り

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