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動画圧縮方式

動画圧縮方式イメージ デジタル動画データを伝送するには様々な圧縮伝送方式が存在します

標準的な動画圧縮伝送は"Motion JPEG"と"MPEG系"に大別されます

【モーションJPEGとは】

連続で撮影したデジタル画像(JPEG)を再生時に次々と表示して動画とする方式

モーションJPEGの利点はデジタル画像(JPEG)圧縮以外の圧縮がないため画質が"劣化しない"という点です。反面、完全な画像の連続であるためビデオ圧縮技術を利用してデータ量を圧縮できないという問題が発生します。 例えば1秒のフル動画には30枚の画像データが必要になるため10秒=画像300枚、1分=画像10,800枚のデータ量として膨大な容量になります


【MPEGとは】

モーションJPEGとは異なり動画データを符号/圧縮化して容量を節約する方式です

仕組みとして基準となる画像から比較し、動きのない画像(Iフレーム)と動きのある画像(Pフレーム)に分離させて動きのない画像(Iフレーム)は”間引いて符号化/圧縮伝送”を行いデータ容量を削減します。 現在、国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)で策定された動画・音声の符号化(圧縮)規格ではMPEG-1/MPEG-2/MPEG-4/H.264があります※下記参照

●MPEG-1→主にビデオCDに使用

●MPEG-2→主にDVDなど高品位デジタルビデオなどに使用

●MPEG-4→MPEG-2の上位規格

●H.264→国際電気通信連合(ITU)で勧告されMPEG-4の派生として採用。MPEG-2と比べ2倍以上の圧縮効率を実現した主流の動画圧縮技術。別名:MPEG-4 Pert10 Advance Vdeo Coding(略称:MPEG-4/AVC)

※なお圧縮効率はMPEG-1→MPEG-2→MPEG-4→H.264の順に高くなります。 短所としてデータ圧縮が高くなるほど符号化/復号化のため処理時間の長さや画質の劣化も比例して高くなります。また早い動きの映像ではブロックノイズ現象も発生します


【新規格:H.265の登場】

近年、超高精細映像(4K/8K)の登場に伴い、ISOやIEC、ITUが共同で規格した新しい高圧縮符号化技術です。圧縮効率はMPEG系:H.264と比べて更に2倍となるため同じ動画を伝送する場合、データ量は半分になります。 仕組みとして1つの映像をブロックごとに細分化し比較映像から"動きのある領域"データの差異分だけを送信する工夫を施すことで大幅なデータ量削減が可能。 さらに再び1つの画像に戻して再生する場合に生じるブロッキングノイズを除去する仕組みも強化され超高画質映像のブルーレイディスクやワンセグ放送・CS(通信衛星)放送などに応用されております。 別名:High Efficlency Video Coding(略称:HEVC)


【関連項目①】エンコード/エンコーダーとは

【関連項目②】コーデックとは

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(動画圧縮を解説)

モーションJPEG(詳細)

M-JPEGの仕組み

パラパラマンガのよう

MPEG系動画(詳細)

MPEG系の仕組み

最もメジャー(゜-゜)

H.265/HEVC(詳細)

H.265の仕組み

データ削減が半端ない

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