【コネクター構造と由来】

RCAと同じ同軸ケーブル用コネクター。RCAと違う点は端子に差込み回転すると抜けない仕掛けと、内部バネの力で確実に結合できる特徴があります。 基本構造はライフル先端部分の銃剣台座(Bayonet:バヨネット)からヒントを得ており、発明者のポール・ニール(Paul Neill)とカール・コンセルマン(Carl Concelman)の名を取りBayonet Neill-Concelman(以下略:BNC)と呼びます※諸説あり。 バヨネットロック式の利点はネジ切りなどに頼らず脱着と固定が簡単に行えるため電気信号を取り扱う精密機材に広く使用されます

【コネクターの種類】

小型で高周波伝送に優れたBNCは同軸ケーブと同じく終端抵抗:50Ω/75Ωのインピーダンスがあり 50Ωは主に計測器や無線機(または無線機電力)の伝送用として、75Ωはテレビ放送系/映像/音声信号など高周波信号ラインで使用します。 ただし伝送する周波数が200MHz以下の条件であればどちらのインピーダンスも使用可能です

【コネクターの注意点】

BNCは同軸ケーブルの芯線/外径に合せた設計で各々サイズが異なります。

基本的に適合しないケーブルへ装着できません。またコネクター作成には専用の圧着ペンチまたはハンダ接続となりますのであらかじめ確認が必要です

【関連項目①】RCAとは

【関連項目②】同軸ケーブルとは

【関連項目③】終端抵抗とは

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