【RCA端子とケーブルの構造】

大手家電メーカーのRCA社(アメリカ)が電気蓄音機向けに開発したことから由来するプラグケーブルで先端中心に金属のピンが1本あり主に電気信号の+(プラス)を伝送する役割があります。 そのピンの周りには金属のリングが覆い、主に電気信号のグラウンド(マイナス)の役割をしています

これを端子に差し込むと互いの+(プラス)部分と-(マイナス)部分が同時に接触する形状となります。 またケーブル自体の構造は同軸構造でケーブルの長さ/太さ/種類にかかわらず終端にかかる抵抗は必ず75Ωとなります(特定インピーダンス)。 これはケーブルの長さによって信号伝送に支障が出ないよう設計されており、どこで切っても同じ抵抗値になることから安定した伝送を行うことが可能です

またRCAピン配色(例:赤/白/黄)は基本的に同じ構造ですがケーブルの本数が多くなると接続や管理面で取り扱いにくくなります。そこでRCAピンには配色表があり用途に応じて様々な配色が決められております。例として黄色は"アナログ映像"、赤は"ステレオ音声(右)"、白は"テレオ音声(左)"などと定められています

【関連項目①】CVBS(コンポジット映像)とは

【関連項目②】終端抵抗とは

【関連項目③】同軸ケーブルとは

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